育児は1日なら頑張れる。
でも、それが毎日続くと話は違いました。
僕は10月から1か月の育休を取っています。
それまでも、仕事が休みの日には息子の育児をしていました。ミルクをあげたり、離乳食を食べさせたり、お風呂に入れたり。
だから、育児の大変さはそれなりに分かっているつもりでした。
でも、育休に入って気づいたことがあります。
僕は無意識のうちに「休みの日の1日だけ頑張ればいい」と思っていたのかもしれません。
1日だけなら、多少疲れても頑張れます。
でも、育児は次の日も、そのまた次の日も続きます。
寝不足も疲れも少しずつ積み重なり、自分の時間も思うようには取れません。
今回は、育休中に経験したミルク拒否やワンオペでの出来事、妻への思い、そして頑張りすぎない育児について、正直に書いてみたいと思います。
休みの日だけ頑張る育児と、毎日続く育児は違いました
仕事をしていた頃も、休みの日にはできるだけ育児をしていました。
一人で息子を見ることもありましたし、ミルクや離乳食、お風呂なども担当していました。
だから、自分なりに育児を頑張っていると思っていました。
もちろん、それが間違っていたとは思いません。
ただ、育休を取ってから気づいたことがあります。
1日だけ頑張ることと、それを毎日続けることは、まったく違うということです。
生後9か月の息子は、夜中に2〜3回起きることもあります。
寝不足のまま朝を迎えても、息子はいつもどおり元気です。
昨日疲れたからといって、今日の育児がなくなるわけではありません。
一つひとつの育児は、特別難しいことばかりではないと思います。
でも、それが毎日続くと、少しずつ疲れがたまってきます。
自分の時間も、思っていたほど取れません。
仕事をしていたときには、ここまで実感できていなかったと思います。
ワンオペ中、ミルクを飲まず泣き止まなかった日
妻が外出して、息子と二人きりになった日のことです。
普段なら、ワンオペでもそこまで困ることはありません。
でも、その日は違いました。
息子がミルクをなかなか飲んでくれなかったんです。
しかも、泣き止みません。
抱っこしても、なかなか落ち着いてくれませんでした。
「体調が悪いのかな」
「何か食べたものが合わなかったのかな」
いろいろなことが頭をよぎりました。
もちろん、息子が心配でした。
でも、それと同時に、別の気持ちも出てきてしまいました。
「なんでだよ。どうしてワンオペのときになんだ……」
息子が悪いわけではありません。
そんなことは分かっています。
それでも、なかなか泣き止まず、どうしたらいいのか分からない時間が続くと、どうしようもない気持ちになってしまいました。
赤ちゃんを心配する気持ちと、思いどおりにいかなくてイライラする気持ち。
その両方があったんです。
眠って、起きたらすんなり飲んでくれました
その後も抱っこを続けていると、息子は少しずつ落ち着いてきました。
そして、そのまま眠ってしまいました。
起きてから改めてミルクを作ると、今度はすんなり飲んでくれたんです。
それを見て、本当にホッとしました。
「あのときは、お腹が空いていなかったのかな」
「飲みたいタイミングじゃなかったのかもしれないな」
そう思いました。
もちろん、本当の理由は分かりません。
でも、僕にとっては大きな経験になりました。
次に同じようなことがあっても、以前ほど焦らなくなったんです。
こちらが飲んでほしいと思うタイミングと、息子が飲みたいタイミングは、必ずしも同じではないのかもしれません。
ただし、ミルクを飲まない理由はさまざまです。
わが家で一度うまくいったからといって、ほかの赤ちゃんにも同じ対応がよいとは限りません。
飲めない状態が続く、おしっこの量が減る、元気がないなど、普段と違う様子がある場合は、医療機関に相談することが大切です。
離乳食を完食した直後、吐いてしまったこともあります
ワンオペ中には、こんなこともありました。
息子に離乳食を食べさせて、無事に完食。
「よかった、食べ終わった」
そう思った直後、息子が自分の指を口に入れて吐いてしまったんです。
そこからが大変でした。
着替えさせて、体をきれいにして、泣いている息子を落ち着かせる。
その合間に服を洗い、汚れたところを片づけて消毒する。
ようやく離乳食が終わったと思ったら、今度は別の仕事が始まってしまいました。
育児をしていると、こういう予定外のことが起きます。
こちらの都合なんて関係ありません。
でも、似たような経験を何度かすると、少しずつ対応が変わってきました。
まずは息子の様子を確認する。
問題がなければ着替えさせて、落ち着かせる。
服を洗うのは、その合間でも大丈夫。
全部を一度に終わらせようとしなくてもいいんです。
以前より、そう考えられるようになりました。
育児に慣れるというのは、トラブルがなくなることではなく、トラブルが起きても少しずつ落ち着いて対応できるようになることなのかもしれません。
ただし、何度も吐く、ぐったりする、呼吸がおかしいなどの場合は、片づけよりも赤ちゃんの体調を優先してください。
特に呼吸に異常がある、意識や反応がおかしい場合は、ためらわず救急車を呼ぶ必要があります。
夜間や休日に受診を迷ったときは、**小児救急電話相談「#8000」**で相談することもできます。
毎日育児をして、妻のすごさを改めて感じました
育休を取って、もう一つ大きく変わったことがあります。
妻を見る目が変わったことです。
僕は毎日育児をしていると、疲れが少しずつたまってきます。
寝不足が続けば余裕もなくなりますし、思いどおりにいかないことが重なると、イライラしてしまうこともあります。
でも、妻は違います。
毎日育児をしているのに、息子に接するときは変わらず愛情を持って接しています。
少なくとも僕が見ている限り、息子に対して疲れた感情や仕草を見せません。
もちろん、妻だって疲れていないはずはありません。
それでも、息子に向ける態度は変わらないんです。
毎日続く育児を自分で経験したからこそ、そのすごさを改めて感じました。
今までも、妻が育児を頑張っていることは分かっていたつもりでした。
でも、分かっているつもりだったことと、自分で経験して実感することは違いました。
ただ、妻のように疲れを見せずに頑張ることだけが正解だとも思いません。
妻にも休んでほしいですし、僕自身も無理をしすぎないようにしたいです。
お互いに余裕をなくしてしまったら、家の中がギスギスしてしまいますからね。
1か月しかない育休。頑張りたいけれど、休むことも必要でした
今回の育休は1か月です。
長いようで、あっという間に終わってしまう時間だと思います。
だから、できるだけ息子と過ごしたい。
いろいろなことをしてあげたい。
普段は仕事で一緒にいられない時間もあるからこそ、今の時間を大切にしたい気持ちがあります。
でも、その気持ちばかりで頑張っていると、自分が参ってしまいます。
疲れ切ってしまえば、息子への対応にも余裕がなくなります。
妻との関係だって、ギスギスしてしまうかもしれません。
だから、休むことも必要だと思っています。
でも、いざ力を抜こうとすると、別の気持ちが出てきます。
「せっかくの育休なのに、これでいいのかな……」
頑張りすぎてもいけない。
でも、力を抜きすぎるのも違う気がします。
正直、今でもそのバランスは難しいです。
ただ、一つ思うことがあります。
息子のために何かをしてあげることだけが、育児ではないのかもしれません。
疲れた自分を立て直して、また余裕を持って息子に接することも大切なのではないでしょうか。
今はそう考えるようになりました。
育児に疲れたパパへ。僕が経験して分かった3つのこと
今回の育休で、僕なりに感じたことがあります。
① 赤ちゃんが思いどおりにならなくても、焦りすぎない
ミルクを飲んでくれなかったとき、僕は心配と焦りでいっぱいでした。
でも、眠った後には飲んでくれたことで、赤ちゃんにもタイミングがあるのかもしれないと感じました。
もちろん、まずは体調を確認することが大切です。
ただ、こちらの予定どおりにいかないこともあります。
一度うまくいかなかったからといって、自分の育児が全部間違っているわけではありません。
② 予定外のことが起きたら、一つずつ対応する
離乳食を吐いてしまったときも、着替え、洗濯、片づけと、一気にやることが増えました。
でも、まずは息子の安全と体調が最優先です。
その後に、できることから順番に対応すればいい。
すべてを同時に終わらせる必要はありません。
これは、何度か経験するうちに少しずつ分かってきたことです。
③ 限界になる前に、休むことも考える
疲れがたまると、気持ちに余裕がなくなります。
僕自身、育休中にそれを感じています。
赤ちゃんが泣き止まないとき、いろいろ試しても落ち着かないことがあります。
こども家庭庁でも、赤ちゃんが泣き止まずイライラしそうな場合には、安全な場所に寝かせて少し離れ、自分の気持ちを落ち着ける方法が紹介されています。
ただし、長時間放置せず、少ししたら戻って様子を確認することが大切です。
また、赤ちゃんを激しく揺さぶったり、口をふさいだりしてはいけません。
参考:こども家庭庁|赤ちゃんが泣きやまない ~泣きへの理解と対処のために~
なお、赤ちゃんを寝かせる場合は、硬めで平らな寝床に仰向けで寝かせ、顔の周りにタオルやぬいぐるみなどを置かないようにします。
僕自身、育休は限られた時間だからこそ、できるだけ息子と過ごしたい気持ちがあります。
でも、無理を続けて余裕をなくしてしまっては、その後の育児にも影響してしまいます。
休める時間があるなら、無理に予定を詰め込まなくてもいい。
最近は、そう考えるようになりました。
まとめ|育休を取って分かったのは、育児の大変さだけではありませんでした
育休を取って、育児への考え方が少し変わりました。
仕事が休みの日に頑張ることと、毎日育児を続けることは違います。
ミルクを飲んでくれず、どうしようもない気持ちになった日もありました。
離乳食を吐いてしまい、片づけに追われた日もありました。
でも、そんな経験を重ねるうちに、少しずつ落ち着いて対応できるようになりました。
そして何より、毎日変わらず愛情を持って息子に接する妻のすごさを、改めて感じました。
育休は1か月しかありません。
だから、できるだけ息子と過ごしたいです。
でも、頑張りすぎて自分が疲れ切ってしまったら、元も子もありません。
そのバランスは、今でも難しいです。
育児は1日なら頑張れる。でも、毎日続けていくには、頑張るだけでは足りない。
この育休で、僕はそんなことを学んでいます。


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