新人介護士だった頃の失敗|結局、誠実に働くことが一番の近道でした

男性介護士のリアル

こんにちは、こなパパです。

僕は20代前半で介護の仕事を始め、現在まで約15年間働いてきました。

今でこそ、利用者さんにも職員にも誠実に向き合いたいと思っています。

しかし、新人時代から真面目に働けていたわけではありません。

仕事に慣れてくると手を抜いたり、利用者さんに必要以上にくだけた話し方をしたりしていました。

面倒に感じる対応を後回しにして、「誰かがやるだろう」と考えたこともあります。

利用者さんや職員への不満を、陰で口にすることもありました。

当時の僕は、その場を楽にするための行動が、あとになって自分へ返ってくることを分かっていなかったのだと思います。

仕事に慣れた頃、丁寧さまで失っていた

介護を始めたばかりの頃は、分からないことばかりでした。

先輩に確認しながら、失敗しないよう慎重に動いていました。

ところが、仕事を覚えてくると、

「これくらいでいいだろう」

「毎回きちんとやらなくても大丈夫だろう」

と考えるようになりました。

経験を積み、効率よく動けるようになることは必要です。

しかし、僕がしていたのは効率化ではなく、ただの手抜きだったこともあります。

仕事への緊張感だけでなく、利用者さんへの配慮まで薄れていました。

親しみやすさと、なれなれしさは違う

利用者さんと長く関わるうちに、冗談を言い合える関係になることがあります。

話し方が少し柔らかくなること自体は、悪いことではありません。

ただし、自分が親しみを込めているつもりでも、相手も同じように感じているとは限りません。

利用者さんは、介護を受ける立場である前に、一人の人です。

人生の先輩でもあります。

関係が近くなっても、敬意まで失ってはいけない。

新人時代の僕は、その違いを十分に理解できていませんでした。

「誰かがやるだろう」という姿勢は、周囲に伝わる

介護の現場では、自分が動かなくても、ほかの職員が対応してくれることがあります。

忙しいときや余裕がないときに、

「あとでやろう」

「誰かが気づくだろう」

と思ったこともありました。

しかし、自分ではうまく避けているつもりでも、周囲は意外と見ています。

困っている人を自然に手伝う人。

仕事を選ばずに対応する人。

反対に、面倒なことを避ける人も、少しずつ分かってきます。

一度の行動だけで評価が決まるわけではありません。

それでも、日頃の小さな行動が積み重なり、その人への信頼になっていきます。

陰で言った不満も、自分に返ってきた

仕事をしていれば、不満を感じることはあります。

疲れて余裕がなくなる日もあります。

誰かに話すことで、気持ちが軽くなることもあるでしょう。

ただ、いつも誰かの悪口や不満を口にしていると、聞いている人はこう感じるかもしれません。

「この人は、自分のことも別の場所で言っているのではないか」

本当に改善が必要なことなら、陰で言うだけではなく、相談や報告として伝える必要があります。

単なる感情なら、一度立ち止まってから言葉にする。

当時の僕には、その区別ができていませんでした。

失った信頼は、必要なときに返ってくる

仕事を避けたり、人への接し方が雑だったりしても、その場では少し楽ができます。

しかし、長い目で見ると決して得ではありませんでした。

周囲からの信頼が減る。

困ったときに相談しにくくなる。

いざというとき、気持ちよく助けてもらえなくなる。

自分では気づかないうちに、働きにくい環境を自分で作ってしまいます。

反対に、普段から誠実に働いている人が困っていると、

「いつも助けてもらっているから、今度はこちらが助けよう」

と思ってもらえます。

介護は、一人だけではできない仕事です。

だからこそ、日頃の姿勢が働きやすさにもつながります。

一見損に見えても、誠実に働く方が結局は得だった

面倒な仕事にも向き合う。

分からないことはごまかさずに聞く。

失敗したら、言い訳をせずに報告する。

利用者さんへの敬意を忘れない。

困っている職員がいたら、できる範囲で手伝う。

こうした働き方は、その場だけを見ると損に感じることがあります。

自分の仕事が増えることもあります。

「なぜ自分ばかり」と思う日もあるでしょう。

それでも約15年働いてきて感じるのは、誠実に働くことが、結局は一番の近道だったということです。

すぐに結果は出なくても、積み重ねた姿勢は少しずつ自分へ返ってきます。

誰も見ていないときほど、自分の姿勢が表れる

僕は仕事中に迷ったとき、「誰かに見られていても、同じ対応をするだろうか」と考えることがあります。

自分の中では、常に天から見られているような感覚です。

上司や家族が見ているときだけ丁寧にするのではなく、誰も見ていない場面でも同じように行動する。

誰にも気づかれなかったとしても、自分自身は何をしたか知っています。

もちろん、今でも完璧ではありません。

疲れれば楽をしたくなるし、不満を感じることもあります。

それでも、新人時代の失敗を繰り返さないための基準として、この考えを大切にしています。

新人時代の自分に伝えたい5つのこと新人だった頃の自分に伝えるなら、次の5つです。

・慣れても、利用者さんへの敬意を失わない

・面倒なことを「誰かがやる」と放置しない

・不満は陰口ではなく、相談や報告として伝える

・分からないことや失敗をごまかさない

・誰も見ていない場面ほど誠実に行動する

その場を楽にするための手抜きは、あとで自分を苦しくします。

反対に、その場では損に見える誠実な行動が、長く働くうえで自分を助けてくれます。

介護の現場では、一度の立派な行動よりも、毎日の小さな積み重ねが信頼につながります。

僕は遠回りをして、そのことに気づきました。

だから今は、完璧でなくても、少なくとも誠実でありたいと思っています。

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