20代前半にこの仕事を始めた当初は、介護の仕事に強い憧れがあったわけではありません。
「人の役に立ちたい」「介護の道を極めたい」そんな立派な目標を持って、この業界へ入ったわけでもありませんでした。
就職活動が思うように進まない中で介護の仕事と縁があり、まずは働いてみようと思ったのが始まりです。
それから職場をいくつか経験しながら、気づけば長く介護士として働いてきました。
今回は、介護に高い志があったわけではない僕が、それでも仕事を続けてきたこと。
そして、結婚と息子の誕生をきっかけに、家族との時間や将来について考え、ブログを始めた理由を書いてみます。
介護に特別な興味があったわけではない
介護士として長く働いていると、「昔からお年寄りが好きだったのですか?」「介護の仕事に興味があったのですか?」と聞かれることがあります。
でも、僕の場合は少し違います。
介護に特別な興味があったわけでも、最初から長く続けるつもりだったわけでもありません。
20代前半の頃は、自分にどのような仕事が向いているのかも、よく分かっていませんでした。
まずは生活するために働かなければならない。
そんな中で始めたのが、介護の仕事でした。
最初から強い覚悟があったわけではありませんが、目の前の仕事を一つずつ覚え、分からないことを周囲に聞きながら続けてきました。
当時の僕のリアルな本音
・最初から強い覚悟があったわけじゃない
・まずは生活のために必死だった
・目の前の仕事を一つずつ覚えることで、今に繋がった
気づけば、介護士として長く働いていた
介護の仕事は、決して楽な仕事ではありません。
身体的にきつい日もあれば、人との関わりに悩むこともあります。
夜勤前になると気が重くなりますし、夜勤明けには身体も頭も思うように動きません。
職場が変われば、同じ介護の仕事でも覚え直すことがあります。
それでも、今日まで介護士として働いてきました。
仕事が大好きだから続けられた、とは言い切れません。
辞めようかと考えたこともありますし、別の仕事だったらどうなっていただろうと思うこともあります。
ただ、続けてきた中で身についたこともあります。
利用者さんの小さな変化に気づくこと。
周囲の職員と声をかけ合うこと。
分からないことを曖昧なままにしないこと。
最初から高い志がなくても、仕事を続ける中で少しずつ学び、責任を持って働くことはできるのだと思っています。
結婚と息子の誕生で、優先順位が変わった
僕の仕事への考え方が大きく変わったのは、結婚して家族ができてからです。
さらに息子が生まれ、生活は以前とは大きく変わりました。
仕事から帰れば、妻とまだ小さな息子がいます。
早番の日は夕方から一緒に過ごせますが、日勤の日は朝と寝かしつけ前のわずかな時間だけ。
遅番の日は、出勤前の朝が息子と過ごせる貴重な時間になります。
夜勤の日も、僕だけが大変なわけではありません。
僕が働いている間、妻は家で息子を見ています。
仕事をしていれば評価や収入も大切です。
ただ、家族ができてからは、仕事だけを優先すればよいとは思えなくなりました。
息子の今の姿は、今しか見ることができません。
目が合うと笑ってくれること。
おもちゃへ手を伸ばすこと。
少しずつ声の出し方が変わっていくこと。
一つ一つは小さな変化ですが、その時間をできるだけ近くで見ていたいと思うようになりました。
仕事を投げ出したいわけではない
誤解してほしくないのは、家族を優先したいからといって、介護の仕事を適当にしているわけではないということです。
お金をもらって働いている以上、必要な知識は学ばなければなりません。
利用者さんを安全に介助し、周囲の職員と協力する責任もあります。
今でも、分からない福祉用具や介助方法があれば調べます。
見慣れない車椅子の操作に迷った時は、曖昧なまま動かさず、周囲に確認するようにしています。
介護に強い情熱があるかどうかと、仕事を真面目にするかどうかは、別の話だと思っています。
ただ、以前のように仕事だけで自分の価値を決めるのではなくなりました。
仕事は、家族と生活するために大切なものです。
でも同時に、家族と過ごす時間は、僕にとってそれ以上に大切です。
将来への不安がなくなったわけではない
家族との時間を大切にしたいと思っても、生活にはお金が必要です。
息子が成長すれば、今よりお金がかかる場面も増えていくと思います。
介護の仕事をこの先も続けられるのか。
年齢を重ねた時に、今と同じように夜勤ができるのか。
将来について考えると、不安がなくなったわけではありません。
だからといって、今の家族との時間をすべて後回しにして、仕事だけに時間を使いたいとも思えませんでした。
家族との時間を守りながら、自分の経験を何か将来につながる形で残せないか。
そう考える中で、始めたのがこのブログです。
家にいながら経験を積み重ねられる
場所としてブログなら、仕事や育児の合間に少しずつ書くことができます。
まとまった時間を毎日確保できるわけではありません。
夜勤明けで頭が働かない日もありますし、息子が起きている時は、できるだけ一緒に過ごしたいと思っています。
それでも、空いた時間に少しずつ文章を書き、これまで経験してきたことを残すことはできます。
このブログでは、
・男性介護士として働いて感じたこと
・夜勤前や夜勤明けの過ごし方
・シフト勤務と育児の両立
・施設が変わって戸惑ったこと
・実際に使った育児用品の感想
・妻や息子、こなちゃんとの日常
などを書いています。
介護の専門家として難しいことを教えるというよりも、現場で働く一人の介護士パパとして、実際に経験したことを正直に残していきたいと思っています。
ブログで人生がすぐ変わるとは思っていない
ブログを始めたからといって、すぐに生活が変わるとは思っていません。
記事を書いても、ほとんど読まれない時期が続くかもしれません。
思うような結果が出ず、続けるのがしんどくなることもあると思います。
それでも、何もしないまま将来を不安に思い続けるより、今できることを少しずつ積み重ねたいと思いました。
介護の仕事を辞めるために始めたわけではありません。
介護士として働きながら、家族との時間も大切にし、自分の経験を将来につながるものへ育てていく。
欲張りに見えるかもしれませんが、どちらか一方を最初から諦めたくなかったのです。
まとめ:高い志がなくても、続けてきたことは残せる
僕は、介護に高い志を持って業界へ入ったわけではありません。
生活するために働き始め、気づけば長く介護士を続けてきました。
結婚して息子が生まれたことで、仕事だけではなく、家族と過ごす時間や将来についても真剣に考えるようになりました。
介護の仕事を投げ出したいわけではありません。
ただ、仕事だけを人生の中心にするのではなく、妻や息子との日常も大切にしたいと思っています。
その両方をすぐにかなえられる方法は、まだ分かりません。
このブログも、始めたばかりです。
それでも、これまで経験してきた介護のこと、育児で悩んだこと、家族との日常を、一つずつ文章に残していきます。
同じように、家族のために働きながら、これからの生き方に悩んでいる人へ、何か一つでも届くものがあればうれしいです。


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